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片側顔面痙攣~手術、入院生活とその後体験談~ 入院編

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uchiのこと

ベル麻痺のリハビリ開始 

右側が全く動かなくなってしまった私の顔

動かすリハビリが担当の先生とはじまりました。

鏡を見ながら口を開いたり

ひょっとこみたいな口にしてみたりと

顔の筋肉を動かすリハビリです。

uchi
uchi

こんな顔じゃ、怖いですよね。引きますよね。子供の参観日にも行けないかも・・。

弱気になる私に対しリハビリの先生は

僕は離婚して子供に会えないから、そもそも参観日にすら行く権利がないよ。行けることが羨ましいなあ。

私を笑わせてくれました。

鏡で自分の顔を見ると悲しくて

涙が溢れだしている姿を見て

uchiさん、泣いても綺麗だよ。もともと美人顔!少しずつ動くようになるよ。そのうち他人からは分からなくなるから!

その言葉にどれだけ励まされたか。

優しい言葉に、もっと涙が溢れてきてしまう弱い私。

涙をぬぐいながら一生懸命、顔を動かすリハビリを毎日続けました。

耳の後ろを切った後も目立たなくなっていました。

しかし、やはり切開したので

耳の後ろから首にかけてが重たいような

凝り固まっているような・・

傷跡には違和感が残っていました。

病室での出会いに救われる心

病室は4人部屋。


83歳の梅さんは脳梗塞の手術の後

リハビリをされて数日後に退院されました。

80歳の原さんは、軽い脳梗塞で様子見の入院

原さんは戦争中に軍洋服を作る工場へ夜行列車で東京へ行った話や

戦時中に空襲をうけて、行方不明になった兄を

公園に探しに行ったら死体がごろごろ転がっていた話を

してくれました。

75歳のやすえさんは、記憶障害で入院中。

ご主人は遠洋漁業の漁師さんで、半年帰らないのは当たり前。

現在はご主人も引退され、夫婦仲良く暮らしている中での

突然の記憶障害で、早く自宅に帰りたがっていました。


やすえさんのご主人は毎朝10時ころになるとお見舞いにやってきて

やすえさんの横でお話をしたり本を読んだりしていました。

皆さんの身の上話もたくさんお伺いして

わたしも自分のことを話しました。


片側顔面痙攣からベル麻痺になったこと。

原因はストレスが大きく

原因は義母の言葉を重く受け止めすぎた自分。


今は右の顔が麻痺して食べ物がうまく食べられないこと。

この顔が治るのか不安で押しつぶされそうなこと。

皆さん温かい気持ちで聞いてくれました。

そして励ましてくださいました。

やすえさんのご主人は、食の細い私を心配して

ご主人
ご主人

ご飯を全部食べるまで見張っているぞ!食わんと元気が出ないさぁ

と食べ終わるまで見守ってくれていました。

やすえさん
やすえさん

急がず、ゆっくり、絶対治るよ。人生は長いのよ。

やすえさんご夫婦にはいつも励まされていました。

ご高齢で、身体はわたしよりずっとお辛いはずなのに。

温かいお言葉に、優しさに、私の目からはポロポロ涙が溢れていました。

悲しいからじゃない。

優しさが心にしみていたのです。

やすえさんが私にくれた本です。

[書籍のゆうメール同梱は2冊まで]/くじけないで[本/雑誌] (文庫) / 柴田トヨ/著楽天で購入

「くじけないで」

この本を何度も何度も何度も

ベッドの上で読みました。

「貯金」という詩が大好きです。

「人からやさしさを貰ったらこころに貯金をしておくの

さびしくなったときはそれを引き出して元気になる」

やすえさんは柴田トヨさんが大好きで、

柴田トヨさんのカレンダーを私に見せてくれました。

やすえさん
やすえさん

私もね、若い時はいろいろあったの。でもね、今が一番幸せなの。こころから一番幸せなのよ。

お姑さんにいじめられたことや

遠洋漁業で半年に数日しか会えなかったご主人への想い

子供ができなかった寂しさ

長い人生の中でいろいろあったけれど

ご主人と二人で暮らしている今が一番幸せだと

朝食のヨーグルトを食べながら言っていました。

その朝の笑顔は忘れません。

やすえさんは、その後頭痛を訴えて急変し

そのまま・・・。


私はご主人と泣きながら、今朝のお話をしをしました。


やすえさん、ありがとうございました。

今は思えます。

やすえさんのおっしゃった通り、人生は長い。

振り返る時はあったいう間に感じてしまうけれど。

手術後4週間が過ぎて

顔のリハビリを続けて2週間。

相変わらず右側の顔面は麻痺したままでした。

担当医は必ず治ると言ってくださりました。

食事の飲み込みも自然にできるようになったので

私さえ大丈夫ならば、そろそろ退院しても良いと言われました。

入院してから1カ月が過ぎようとしていました。

早く家に帰って子供たちと普通の暮らしがしたいと焦る気持ちもありました。

しかし本当に大変だったのは退院後だったかもしれません。

急に元気がなくなって・・鬱?ステロイドって強い薬なのかな。

退院して薬も一気に減りました。

今思えば、入院中はステロイドを服用していました。

退院してほぼ薬がなくなりました。

するとどうでしょう。

なんだか気持ちが不安定に。

食器の音が異常に気になり耳が痛い。

シャワーを浴びて頭を洗おうと頭を下げると

めまいが・・。

2日に1回はシャワーで倒れる日々。

2号をお風呂場でお座りさせながら

1号と一緒に急いでシャワーを済ませようとすると

クラクラ~と。

とりあえず無理は禁物ということで

食事と洗濯をしてくれるヘルパーさんをお願いして

1カ月自宅療養しました。

ベル麻痺は少しずつ回復していました。

本当に少しずつですが。

元気がない、気持ちが塞ぐ、めまいなどの症状は

1か月後の検診でステロイドを急に辞めたことが原因と言われました。

いやいや、少しずつ薬の量を減らしてよ~(/o\)

新たにステロイドを処方する必要もなく

メンタルクリニックを紹介されました。

そこでやっぱり安定剤を飲むように言われました。

安定剤を飲むことへの抵抗を先生にお伝えすると

DR
DR

薬に頼ることも必要。これは私も時々飲むよ。軽い薬だから、安心してください。

uchi
uchi

先生も?飲んでるの? いやいや、そういう事、はやく聞きたかった!!なんか少し安心感。

先生も緊張やストレスを強く感じる時は飲むこともあるということ。

薬と上手に付き合うこと。

教えていただき、気持ちも軽くなりました。

手術後に考えていたことは

もう二度と働くことなどできないだろう。

外出することもないだろう。

とにかく今は、子供を自立させるために、子育てをしなければ!

心の中で必死にその言葉を繰り返していました。

手術後の目眩や耳鳴り、ベル麻痺。

シャワーで頭を洗うたびに倒れてしまう日々、

外出先で人と話すたびに、

麻痺して動かない顔に突き刺さる視線。

でも、子供たちの笑顔や無邪気さ、小さな生活が心の支えだったのです。

手術から10年後 現在の私の状態はこんな感じ

10年たった今、振り返ると色々なことがありました。

後遺症から私の中で悩んだことも多かったです。


家族はもちろんですが、お友達、

近所に住むママ友(もはやママ友ではない心の友)

職場で出会う方々、

全ての人にエネルギーをもらいました。

感謝でしかありません。

顔面痙攣は治りました。

顔面神経に張りついていた2本の血管は今のところ

落ち着いた位置にあるのでしょう。

ピクピクすることはありません。

耳の後ろから首にかけては、デスクワークなので肩こりもあり

いつも凝り感はあります。


ベル麻痺の影響から風船は膨らませません。

口の右側に入る力が弱いです。

口をとがらせたときに右目が少し潰れます。

手術をして良かったかどうかは分かりません。

手術前に安定剤を飲んで様子をみれば治ったのかもしれませんし

治らなかったかもしれない。

顔面神経に絡まっていた血管が自然に離れることがあるのか、ないのか、


私にはまったく分かりません。

脳を開けてみないと分からなかったことだからです。



今更知っても仕方のない事。

私は手術を受ける決断をして、確かに痙攣は治りました。

しかし術後翌日、ベル麻痺になり、心に受けたダメージは強かったです。

もし、手術をうけるなら手術経験の多い医師を探す事をおすすめします。

簡単な手術ではないということです。

人にもよるとは思いますが、

私にとっては決して簡単な手術ではありませんでした。


現在の私は元気です。

先日の健康診断の数値は全てA✨

しかし、左手の温度感覚は乏しい状態です。

洗濯物が濡れているか、乾いているかはわかりませんし、

熱いポットに左手が触れても数秒間気付かないこともあるので、

料理する時は火傷に対しての注意はしています。

手術後はかなりの目眩にも襲われましたが、少しずつ少しずつ回復していきました。

もう二度と働けないと思っていましたが、手術から2年後に働き始めることができました。

プールに通ったりしながら少しずつ体力をつけました。

今では仕事、子育て、たまにダブルワークもしながら、

最近ではゴルフも始めてみました。

つみたて投資も始めました。



そして、今ブログも始めている(*´ω`)

1号も10歳になり

2号
2号

オレもブログはじめたい!!


ということで、ド素人親子が二人でブログを開設しました。うふ(*´艸`*)


ちなみに2号のブログはこちら↓

好きなことして生きたいオレ




新しいことに挑戦する気持ちって素晴らしいと感じる。

そんな気持ちでいられることが何よりも幸せです。

現在、片側顔面痙攣やベル麻痺で悩んでいる方もいらっしゃると思います。

人によって症状は様々かと思いますが、回復されることを心から祈っています。

私の経験談がお役に立てれば幸いです。



コメント

  1. M より:

    これを読んでコメントを書かずにはいられなくなった…壮絶な体験談。もちろん当時から話は聞いていたけど正直時間とともに自分の昔話も薄らいでいくもの。改めて読んで涙が出たよ…あの時もっと話をたくさん聞いてあげれば良かった。もっと私にできることはなかったかな。転勤が決まって悲しくて寂しくて…でも私より悲しい思いをしていたのはuchiの方だったろうに。
    転勤先にも遊びに行ったけどきっとたくさんの思いを抱えていただろうに、笑顔で迎えてくれて手料理をごちそうしてくれたことを思い出したよ。電話は数回だったと記憶している。もっと電話すれば良かったと。
    読みながら心が痛くなりました。私も手術や入院の経験はあるけど比べものにならない…
    挫けそうになりながらも頑張れたのはやっぱり家族がいたからだね。みんなみんな頑張ったよ!そして今がある!
    同じ思いをしてる人がこれを読んだらきっと、いやっ絶対勇気づけられるはず。
    私も普段から悩みや仕事のことなど話を聞いてもらいお世話になってばかり。あの時もっとしてあげれば…はこれからの長い付き合いの中で寄り添い力になれたらと思っています。辛い思いをした分たくさん幸せにならなきゃ。あっ!今幸せだよね(笑)改めてこれからもよろしくね。

    • コメント本当に嬉しい✨私がこうして元気なのはお友達や転勤先で支えてくれた方々のお陰!本当に心から感謝しているわ♡焦りや苛立ちもあったけれどそれがあったからこそ今があるんだもの。私の経験なんて振り返ればたわいもないこと。すべての出会いに感謝でございます。こちらこそ、これからもよろしく♪ 読んでくれてありがとう(^^♪

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