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片側顔面痙攣~手術、入院生活とその後体験談~ 手術、入院編

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uchiのこと



手術日までにやったこと

まずは子供、1号2号のことです。

当時1号は小学2年生、2号は生後7か月。

夫は仕事が多忙、実家にも頼ることはできず

2号は市の託児所で1カ月預かっていただけるように

市役所へ相談にいきました。

施設では事情を察してくださり、夫が休みの日曜日以外は

預かってくださることになりました。

2号は、学校から帰宅する時間にシッターさんに来ていただき

洗濯や掃除、夕食の準備をお願いしました。

夫が帰宅するのが19時ころなので、

それまで2号の面倒をみてもらえるように

子育てを経験した50代の女性に平日は来ていただくことに。

2号はともかく、1号はとても心配していたので

uchi
uchi

命にかかわる病気じゃないからね。

2週間で退院できるし、毎日病院へ会いにこれるよ。

そう言い聞かせて

自分の不安も吹き飛ばしていました。

手術当日 2週間で元に戻れると思っていたのは大間違い。闘病の日々が始まる

手術当日の朝

夫と1号が見守りに来てくれました。

私の体調は少し鼻水が出ていて、

手術中に鼻水をすすりたくなることはないのかな?

麻酔していれば大丈夫なのか?

と、細かなことも不安でしたが、

もうなるようにしかならないと思い

手術室へ向かいました。


そこから気づいたのは8時間後でした。

4~5時間と聞いていたのですが、

8時間かかったと夫は心配そうに私をみているのがわかりましたが

麻酔の影響でぼーっとしていました。

娘と実母が目に入りましたが

顔にはマスク、腕には点滴があり、頭がとても重く感じました。

DR
DR

手術は成功です。顔面神経に血管が2本絡みついてました。

耳の神経が近いので聴力の戻りが悪く、時間がかかりました。

のどが詰まっているように感じて、痰が自力で飲み込めません。

DR
DR

耳、目、のどの神経には触れているのでしばらくすれば戻りますが、違和感はあります。

違和感どころの騒ぎじゃありません。

目はすべての物が4つに見えました。

uchi
uchi

手術後はテレビでもみながら、ゆっくり過ごしたいなぁ

なんてお気楽に考えていた私はバカ。

目はまともに見えず

耳は聞こえすぎる

唾さえも飲み込めない

頭が重たい

左うでがなぜか冷たい感じがする

なんだろ?この感覚。


でもうまく話せない。

違和感だらけの私の体。手術なんてするんじゃなかった。

飲み込むという単純なことが

まったくできなくなりました。

痰が絡んでも飲み込めないないので、

15分に1回、ナースコールを押して

口の中に管をいれて痰を吸引してもらうのですが

それが苦しいのなんのって・・・( ;∀;)

泣けてくるからまた鼻水が出る→喉に痰がたまる→吸引される

この繰り返しが1日中。

「飲み込む」って超単純なことじゃない?

でも

できないの。

やろうとしても喉を動かすことができない。

唾も飲み込めないから、ティッシュに吐き出す。

ごみ箱はティッシュの山。

夜になっても、眠ろうとしても痰が絡む

苦しい→ナースコール→吸引

uchi
uchi

眠れないじゃないの!!

1日目は一睡もできませんでした。

長い長い夜

一体このままどうなるのだろう。

悲しくなって涙・・・

はい、

鼻水が出る→痰が出る→ナールコール→吸引(>_<)

苦しい、このルーティーンが私の気力と体力を奪う。


生きているんだか、死んでいるんだか・・。

でも生きているから苦しいのよね。

こんな日が3日続きました。


1号の出産は2日かかりました。

その時も眠れなかったけれど、

でも、そんなもんじゃない!!


何日も眠れない苦痛を味わった方が近くにいたなら
共感しあってハグしたい気持ち。



これまで生きてきた中で

感じたことのない

長い

長い

夜。

早く元気になりたい気持ちと

もう疲れてしまったという気持ちが

交互にやってきました。

4日目には体のチューブが外され

点滴だけになりました。

立ってトイレまで歩けるように。

目は普通に見えるように回復。

喉を動かすリハビリがスタートしました。

小さなゼリーを半分食べることができませんでした。

どう飲み込むのかを忘れてしまったような感じで

動かそうとしても動かないのです。

リハビリ1日目はうまくいかず断念。


自分の身体が自分ではない。
今まで考えずにできていた、飲み込むことができない焦り。

リハビリ2日目。

リハビリの先生に応援されながら

ゆっくり、ゆっくり

小さなゼリーを口に含んで喉の方へ舌で動かしながら

飲み込むための筋肉を精一杯動かそうと努力して

ようやく入った?かな?



親指くらいの大きさのゼリーを食べるのに

1時間かかりました。



3日目には大き目のゼリーを食べることができるまで回復


リハビリの<br>先生
リハビリの
先生

やったじゃん♬一度できたらどんどん回復するよ。筋肉は覚えているからね。

uchi
uchi

良かった(/_;) リハビリの先生のノリの軽さが若干気になる・・。


が!!!

なんだろう・・顔に違和感。


右手と顔面に違和感。これはベル麻痺です。

手術後からずっとあった左腕から指先への違和感。

そして顔が固い。

先生から説明がありました。

DR
DR

これは手術の許容範囲内ですが、脳を閉じる時に、細かい血管をつぶしてしまったと思われます。

また、手術後の血液検査で「ベル麻痺」になったと思われます。

uchi
uchi

いやいや、一気に言われても理解能力がついていかないんだって。



つまり、私の左腕から指先にかけては、動くけど

動くのだけれど、

温度を感知することが出来にくくなった。

脳梗塞になった方が、

血管が詰まり、片方の腕が動かなくなってしまうように

脳を閉じる時に、なんらかの

目に見えないくらいの血管をつぶしてしまったので

こうなったんだよと。

そしてそれはリスク範囲だと。

私の腕も指も動くし、

見た目には何の問題もないけれど

私は感じるのです。

左手は冷たく感じるのです。

左腕も肘のあたりから指先まで

冷たく感じるのです。

濡れたタオルが、濡れているのか

乾いているのかがわからない。

右手に持ち直せばもちろん分かりますが

左手に持つと温度感覚が乏しい。

触った時の感触が全て冷たく感じるんです。

さらにベル麻痺?

uchi
uchi

ネーミングは可愛いわね

手術によって顔面はピクピクしなくなりました。

しかし右顔面に違和感があり、

固まっているような

重たいような

ピクピク痙攣はなくなっていたことと

切開した後頭部(耳の下)がずっと凝っているような

嫌な感覚があったので

そのせいかなと思っていたのです。

が!!!!!

実際は右の顔が麻痺してしまったのです。

uchi
uchi

ピクピク痙攣するのは嫌だったけど、麻痺はもっと嫌よ。



「ベル麻痺」というのは

誰にでもなりうる病気らしいです。

手術の際に顔面神経にも障害がでてしまったようです。

ステロイドを投与して様子をみると言われました。

鏡を見るのは怖かったけれど、

見る前に自分の姿が想像できました。



気を付けて食べましょう。口が閉じなくなったからね。

夕食のお味噌汁を飲もうとしたとき

右の口元からダラダラとこぼれてしまったのです。

ショックでした。

お箸でご飯を左の口の奥へ押し込み

もぐもぐ

ついいつもの癖で右側でも噛もうとすると

ゆるんで、こぼれ落ちてします。

90歳の老人になった気分(90歳でも元気なご老人はたくさんいらっしゃいますよね)


こんなことになるのは、想像していなかったのです。

泣きながら病院食を食べました。

こんな顔じゃ

もう人には会えないな

仕事もできないな

子育てできるかな

子供たちは嫌がるだろうな

夫は私と結婚して後悔するだろうな

お友達にも会いたくないなぁ

この顔を見たら

みんなどう思うだろうか。

可哀想だと思うかな。

遠慮させたら悪いなぁ

気を遣わせるのは忍びないなぁ・・。(/_;)


気持ちは塞ぐばかり。

翌日、院長先生がやってきました。

院長
院長

どれ・・・これは治るよ。わしも小学4年生で「ベル麻痺」になってね。いまではこれくらいだよ。

「う」の口をすると右目が下がる感じになる。風船はふくらませられないな。

あとは困らんよ。あんたもそこまでは回復するから安心しなさい。



安心しなさいと言われると

安心する素直さを持ち合わせていて良かった。

片方の顔が動かないだけで、

モンスターみたいな顔になるなぁと思いながら

また涙(/_;)

夫と1号は毎日お見舞いに来てくれました。

1号は私へよくお手紙を書いてくれました。

「ママはいつも綺麗だよ。大好きだよ。」



夜、病院のベッドの上で1号のお手紙を

何度も何度も読んで

何度も何度も泣きました。


心とはうらはらに、身体は回復してきていました。



眠れるようになっていたのです。

寝ている間、唾を自然と飲み込めるように喉の動きが治ったんだ。


一般病棟へ移動 平均年齢80歳 一番元気のない37歳

食事がとれるようになったので、

ICUから一般病棟へ移ることになりました。

4人部屋

83歳の梅さん 脳腫瘍で手術済

80歳の原さん 脳腫瘍で経過観察

75歳のやすえさん 脳梗塞で経過観察

全て仮名です。

その中に私37歳 片側顔面痙攣手術後 ベル麻痺

病室の先輩達にご挨拶して

カーテンを閉めて塞ぎこんでおりました。

手術後2週間経過していました。

まだ退院できる状態ではありませんでした。

DR
DR

もう少しリハビリを頑張ってしばらく入院しましょう。uchiさんが退院できるタイミングになるまで入院していても構いませんよ。

uchi
uchi

先生・・私の血管を潰して、さらにベル麻痺になったものだから、いつまでも入院して良いなんて・・言うのかしら。


医者を責めたとて、元に戻れるわけもなし。

私は元気になりたいのだ。

以前のようなスーパー元気な女性に戻りたいだけなの。

こうして私は一般病棟でしばらく入院することになりました。

きっと何も問題なく手術が成功していれば

今日、元気に退院できたのかな。

そんな事を頭の片隅に考えながら

荷物を片付けて

ベッドのカーテンを閉めて

天井を眺めて泣いていました。




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